サーターアンダギー
一口メモ
縁起物の料理を囲み両家が泡盛で約束を交わす、婚約祝いの儀礼。
沖縄では、婚約を意味する儀礼のことを「酒盛(サキムイ)」と言い、縁組が成立すると男性が両親・親戚・仲人たちを連れ立って女性の家へ出向き、盃を酌み交わすことからこう呼ばれるようになりました。
男性の家からは酒盛用の二合酒、紅白ソーメン、鰹節、昆布などの縁起物が準備され、マギとよばれる朱塗りの丸い漆器に、松風(マチカジ)、赤かまぼこ、結び昆布、豚肉、白アンダーギーなどが盛り込まれ持参されました。女性の家でも、昆布イリチーとルーイゾーメンなどを準備しもてなしました。お茶請けには、チールンコウやカステラなどが出されました。こうして酒盛が無事終了すると、今度は二人の婚約を門中に披露する「門中ビラチ」という儀礼(今で言う結納)を経て、結婚に至るのが古くからの習わしでした。
材料
・小麦粉/550g
・ベーキングパウダー/小さじ2
・卵/大4個
・砂糖/300g
・サラダ油/大さじ2
・ごま/大さじ4(好みで)
・揚げ油/適量
・打ち粉/適量
作り方
① 小麦粉とベーキングパウダーはふるいにかけておく。
② ボウルに卵と砂糖を入れ、泡立器で泡が立たないよう混ぜ合わせる(ボウルの底に泡立器をつけたまま、一気に20回混ぜるとほどよい生地ができる)。
③ ②にサラダ油とごま(好みで)を加えて1~2回さっと混ぜる。
④ ③に①を入れ、木杓子で軽く混ぜてラップをかぶせ、30分ほど冷蔵庫で寝かして安定させる。
⑤ 鍋に揚げ油を入れ、170℃くらいに熱しておく。
⑥ 手に打ち粉をつけ、④の生地をスプーンで取って直径3~5cmくらいの団子状に丸めて、⑤の揚げ油の中に静かに入れる。
⑦ ⑥が浮かびあがってきたら、自然に回転し、ぽっかり割れ目が2~3ヵ所に出来る。そのあとお箸で返しながら色よく揚げる。
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