ごはんもの秋のおすすめ行事料理
冬至雑炊(トゥンジージューシー)
一口メモ
健康を祈願して食べる、冬の到来を告げるトゥンジージューシー。
一年を24に分けて表した二十四節気のなかでも冬至はもっとも重要な日とされ、古く中国では冬至を正月として天神を祀る行事を盛大に行っていました。沖縄にも「冬至正月(トゥンジーソーグヮチ)」という言葉があるのもそれに由来するようです。
沖縄の家庭ではこの日、米に豚肉や人参、田芋や甘藷などを入れて炊き込んだ冬至雑炊(トゥンジージューシー)を作り、仏壇などに供え、家族の健康を祈願します。田芋や甘藷は古くから、農作物に恵まれない沖縄の人々にとってなくてはならない食物であり、行事や祝い料理などでもよく振る舞われてきました。
冬至は一年のうちでもっとも昼が短くなる日です。この頃の冷え込みを「トゥンジービーサー(冬至寒)」といい、冬の到来を感じさせます。
材料(3~4人分)
・米/2カップ
・豚三枚肉/150g
・田芋/(正味)200g
・人参/40~50g
・椎茸/2枚
・豚だし/2・3/4カップ
・塩/小さじ1・1/2弱
・醤油/大さじ1+小さじ2
・酒/大さじ1
作り方
① 米は洗ってざるに取る。
② 豚三枚肉は茹でて5mm角に切る。
③ 人参、水に戻した椎茸も5mm角に切る。
④ 田芋は皮をむき、適当に切って水につけたあと、軟らかく茹でる。
⑤ 鍋に①~④までの材料と豚だし、分量の調味料を加えて普通のご飯を炊く要領で炊く。