ゴーヤーンブシー
一口メモ
先人の知恵が詰まったクスイムン(薬になる物)で暑い夏を健康に乗り切る。
日本には昔から、夏の暑さを乗り切るための「暑気払い」という風習があります。栄養価の高い食べ物や体温を下げる冷たい飲み物を積極的に摂り、疲れた身体を元気づけようというものです。
沖縄の夏の食材の代表格といえばゴーヤーです。ゴーヤーには、免疫力を高めてくれるビタミンCがたっぷり含まれているほか、独特の苦味成分であるモモルデシンという栄養素が胃腸の粘膜を保護し食欲を増進させてくれます。また、豚肉も夏バテ予防に欠かせない食材です。疲労回復効果のあるビタミンB1が豊富で、その含有量は牛肉の約10倍ともいわれています。豚レバーと豚肉、野菜を煮込んだチムシンジや、スペアリブを昆布や冬瓜などと煮込んだソーキ汁などが夏によく食べられています。
1人分/269kcal
材料(5人分)
・ゴーヤー/(正味)600g
・豚三枚肉/200g
・油/大さじ2
・鰹だし/2~3カップ
・鰹だし/1~2カップ
・白味噌/110g
作り方
① ゴーヤーはきれいに洗い、縦二つ割りにしてスプーンで種を取り出し、横2cm幅に切る。
② 豚三枚肉は茹でて1cm幅の短冊に切る。
③ 鍋に油を熱し、豚三枚肉を入れ、脂がジリジリ出てきたらゴーヤーを入れて全体に油がゆきわたるまで炒める。
④ ③に鰹だしを数回に分けて加えながらゴーヤーが柔らかくなるまで中火で煮る。
⑤ ④に鰹だしで溶いた白味噌を入れてゴーヤーが柔らかくなるまで煮る。
⑥ 目安はゴーヤーと味噌が一体になってとろみとつやが出たら出来上り。
※ゴーヤーンブシーには、肉厚のアバシゴーヤーが最適。
※ゴーヤーのほろ苦さと味噌のこってりした味が食欲を促進してくれます。
ポイント
ゴーヤーンブシーには、肉厚のアバシゴーヤーが最適。ゴーヤーのほろ苦さと味噌のこってりした味が食欲を促進してくれます。