イナムドゥチ
一口メモ
誕生から十二年目ごとに巡る、子どもの成長や高齢者の長寿を願う生年祝い。
自分の生まれた干支と同じ十二支の年(数え13、25、37、49、61、73、85、97歳)の最初の干支の日に、無病息災をヒヌカンと先祖(トートーメー)に祈り、お祝いをします。もともとその年は厄年で、家の新築や転居、旅立ち、
結婚などを控えなければならないとされていましたが、それを切り抜けるため、先祖に加護を求めて健康を祈願するトゥシビーを催するようになったといわれています。
昔の人は短命だったため、61歳以上のトゥシビーは親戚や友人を招いて盛大に行われるようになりました。特に97歳は最高齢の祝いで、「カジマヤー」とも呼ばれています。この日は膳料理も長寿祝いにふさわしく豪華に作られ、子孫繁栄と喜びを意味する田芋田楽や昆布イリチーがよく出されています。
材料(5人分)
・豚だし・鰹だし/5カップ
・豚三枚肉(茹)/100g
・干し椎茸/3枚
・こんにゃく/200g
・厚揚げ/120g
(薄揚げなら/2~3枚)
・カステラかまぼこ/100g
(または白かまぼこ)
・白味噌(甘口)/100~130g
※味噌の分量は、種類で加減する。甘すぎるときは、中辛程度の味噌と混ぜると、味が引き締まる。
作り方
① 茹でた豚三枚肉は短冊に切る。
② 干し椎茸は水にもどし、石づきを取って4cm長さの薄切りにする。
③ こんにゃくは4cmの長さの短冊に切り、水のうちから茹でる。
④ 厚揚げ(または薄揚げ)は熱湯に入れて油抜きをし、4cmの長さの短冊に切る。
⑤ カステラかまぼこも4cmの長さの短冊に切る。
⑥ 鍋に分量の豚だし・鰹だしを火にかけ、①の豚肉と②の椎茸を入れて煮立て、③のこんにゃくと④の厚揚げ(または薄揚げ)を加えて再び煮立て、最後にカステラかまぼこと白味噌を加えて仕上げる。
※具だくさんの白味噌こってりでとろりと仕上げる。
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