旧正月に欠かせないソーキ汁と中味汁
今年の旧正月は、1月29日(水)。 旧暦で様々な行事が行われる沖縄。 ほとんどの地域で新正月が行われますが、今でも、糸満などの一部の地域では親戚への挨拶まわりや、火の神、お仏壇へのお供えなど、一年の繁栄を願い賑やかに過ごす風習が残っています。 今回は、旧正月の料理についてご紹介します。 沖縄のお正月料理は、「豚肉正月」と言われるほど、豚肉がよく使われ、膳や酒宴用の東道盆(トゥンダーブン)に盛り込まれます。 また縁起のよいソーメンの汁物や田芋田楽、昆布巻なども良く食べられてようです。 昔は、お正月に向けて豚肉を調達し、各部位を使った色々な料理が食卓や酒宴に登場しました。 例えば、大晦日(年の夜)には、ソーキ汁を食べるのが習慣だったとか。 柔らかく煮込んだソーキと大根、人参、結び昆布などが入った汁物で、家族みんなで一年無事に過ごしたことに感謝しながらいただきました。 年が明けた新年に食べるのが中身汁です。 今でも、色々なお祝い事や、家族が集まる時の定番料理です。 豚の中身は、美味しく料理するには、時間をかけた丁寧な下ごしらえが必要です。 このため、大事なお祝い事やお客様へのおもてなしの料理とされていました。 昔の風習に倣って、今年の旧正月は、ご家庭でソーキ汁と中味汁を楽しんでみてはいかがでしょうか。 ※オキハムのソーキ汁、中味汁は、お近くのスーパーでお求めいただけるほか、オキハムネットショップでも取り扱っております。